2005年のジョブズのスピーチを読み返してみた

2005年のジョブズのスピーチを読み返してみた

意訳(2014年1月11日時点)

まず、2014年1月11日時点での僕の意訳です。一般的な訳とはだいぶ違います。どうしてこうなったかは、この記事の一番下のセクションに書いてあります。

「俺、本気で今の仕事たのしーし、なんで楽しいかというと、だらだらしてた時期もあったけど、なんかとりあえず信じて前に進んだらそれがつながってうまく行きだしたし、でも、もっと素晴らしいことができるはずだと妥協せずに動き続けたら、もっと楽しいってかこれ人生で最高の仕事だわってのが見つかったから、妥協しなくて本当によかったってマジ思ってるっす。でね、そこで終わりじゃないんだよ。最高の仕事があっても常に判断の連続なんだよ。判断するときに人の声を聞き過ぎると間違えるんだよ。自分で決めるんだよ。で、常に挑戦し続けるんだよ。バカであり続けるんだ。こんな人生マジサイコーなんだよ。ほんとにすげーいいんだよ。楽しいんだよ。ウワーーーーーーーーー!!!!!!!」

読みなおそうと思ったきっかけ

今日、知人と話している中でConnecting the dotsのことを思い出しました。connecting the dotsは2005年に行われたスタンフォード大学の卒業式でのスティーブ・ジョブズの講演の中に出てくる言葉の一つです。この講演を聞いてから、connecting the dotskeep looking, don’t settle.の部分に関しては常に僕の心のなかにあり続けると感じています。今も素敵な話だと思いますが、当時は本当に衝撃を受けながら受け止めていました。

Connecting the dotsは、ジョブズが大学をドロップアウトしてから、Macintoshを完成させるまでの時代を振り返って語った言葉です。簡単に言うと、「目の前の好きなことに全力を尽くすことが大事だ。その時はわからなくても、将来、振り返るとすべての点がつながっているということがわかる」ということです。とても素敵です。

Keep looking, don’t settleは、ジョブズが創業したApple社を追い出されて、多くのものを失っていたときに、やっぱりコンピュータが好きだったから復活出来たという話です。簡単に言うと、「本当に満足を感じるときは、偉大な仕事を成し遂げた時だ。偉大な仕事をするためには、好きなことを探さなければいけない。妥協をしてはいけない。もし見つからなくても立ち止まってはいけない。探し続けなさい。」ということです。しびれました。

今日、話した中で自分の理解がジョブズが伝えたかったことをきちんと受け止めているか不安になったので、再度、動画をみて原文を読んで意味を再確認しておきたいと思い、記事を書いています(実は、以前のブログで一度このことに触れていますが今回は復習です)。

Connecting the dots

Again, you can’t connect the dots looking forward. You can only connect them looking backwards, so you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something–your gut, destiny, life, karma, whatever–because believing that the dots will connect down the road will give you the confidence to follow your heart, even when it leads you off the well-worn path, and that will make all the difference.

該当部分です。「未来に向かって点をつなげることはできない。点はどうにかして将来つながるものだと信じて物事に当たる必要がある」というのがありますね。この次あたりから英文がちゃんと理解できなくて、日本語訳にも納得できなかったんですよね、以前。言いたいことはわかるけどもっとちゃんと理解したい。そこで、もう一度訳してみました。

目の前の点が繋がると(強引にでも)信じることが、自分の心に従う自信を与えてくれる。

結局、自分の心に従え!ということなんだと思います。なぜ、強引にでもと僕が意訳の中に加えたかというと、その前に、「なんでもいいから信じる必要がある、ガッツや、運命や、生活やカルマ、なんでもいい」と、言っているからです。なんでもいいのです、何でもいいのでとにかく何かを信じることが自分の心に従う自信を与えてくれるということなんですね。それって若い人には結構意味のあることなのかもしれません。何をやっていいかわからないという状態にあった時は、だらだらするという方法もありますが、信じられなくても、とりあえず強引に信じて前に進んだらいいさ!ということかもしれません。ちょっと強引な感じはありますが…。そして、2番目の話が用意されたのかもしれません。。。

ジョブズはこの講演で、大変丁寧にまとめられた3つの示唆を与えてくれています。1つめは今お伝えしているConnecting the dotsの話、2つめは次にお伝えするKeep looking, don’t settleの話、3つ目は、これが一番有名ですが、Stay hungry. Stay foolish.の話です。

これ、3つのパートに分けられていますが、すべて、「好きなことを信じて全力で取り組め」という一つのメッセージを伝えるために構築された講演だったのではないかと感じています。9年経って読み返してみると、以前とはまた違った印象を受けて、今、とても嬉く感じています。

さて、2番目の話です。

Keep looking, don’t settle

I’m convinced that the only thing that kept me going was that I loved what I did. You’ve got to find what you love, and that is as true for work as it is for your lovers. Your work is going to fill a large part of your life, and the only way to be truly satisfied is to do what you believe is great work, and the only way to do great work is to love what you do. If you haven’t found it yet, keep looking, and don’t settle. As with all matters of the heart, you’ll know when you find it, and like any great relationship it just gets better and better as the years roll on. So keep looking. Don’t settle.

まさに、好きなことを仕事にすることは大事なことであるという話です。

仕事は人生の大半を占める、そして、本当に満足をするためには自分が偉大な仕事だと信じることをすることだ。偉大な仕事をするためには、仕事を好きになる必要がある。好きな仕事をまだ見つけていないなら、探し続けなさい。立ち止まってはいけない。

ということですね。パート1で自分の心に従う自信をつけて、パート2で自分の心に従って探し続けることで、本当に好きな仕事が見つかって、パート3でその好きな仕事たいして、他の人の声に惑わされず、安住せず、常に冒険をし続ける(Stay hungry. Stay foolish.)ということを伝えているのかもしれないです。

そう考えると、本当に偉大な仕事についての講演と思えます。ここで言う仕事は、一般的な概念とは似ているけれどだいぶ違うのではないかなと思っています。サラリーをもらうような仕事というよりも、もっと社会にインパクトを起こして、社会の枠組みを大きく変えるようなことを仕事と言っているように感じます。

ジョブズは何を思ってこの講演をしたのか

ちょっとこういうことも考えてみました。ジョブズは何を思ってこの講演文を書いたのか。相当のビジョナリーということはビシビシ伝わってきます。だいたい、社会の枠組みを無視しています。というか、自分以外の存在はほぼ自分の身の回り数人に言及するのみ。その他は、圧倒的に自分の中の声にのみ視点が向けられています。そして、それは社会と、それに影響力を及ぼすであろう学生たちにとってとても良いことであるという確信があります。確信??んー。本当に学生のことを思って書いたのか。

ジョブズは何に突き動かされて、「好きな仕事に取り組むこと」は素晴らしいことだということを伝えようとしたのでしょうか。まず、実感があると思います。「自分もそうだし、ほんとにそうだと信じているから伝えたい。」それから、そう思って活躍する人が増えれば世界はもっと良い場所にあるという思いもあるのでしょうか。うーん、どうでしょう。

それはありそうなのですが、もしかしたらないのかもと今は思っています。「俺、本気で今の仕事たのしーし、なんで楽しいかというと、だらだらしてた時期もあったけど、なんかとりあえず信じて前に進んだらそれがつながってうまく行きだしたし、でも、もっと素晴らしいことができるはずだと妥協せずに動き続けたら、もっと楽しいってかこれ人生で最高の仕事だわってのが見つかったから、妥協しなくて本当によかったってマジ思ってるっす。でね、そこで終わりじゃないんだよ。最高の仕事があっても常に判断の連続なんだよ。判断するときに人の声を聞き過ぎると間違えるんだよ。自分で決めるんだよ。で、常に挑戦し続けるんだよ。バカであり続けるんだ。こんな人生マジサイコーなんだよ。ほんとにすげーいいんだよ。楽しいんだよ。ウワーーーーーーーーー!!!!!!!」

ってことなんじゃないかと思う。実はどういう社会にしたいかとかそういう、偉そうなことは全然興味がなくて、マジパネェす。楽しいっす!!!!!ってことを常々やってるから、説得力や魅力が生まれてくるんじゃないだろうか。

てなことを思った。

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